KICKでOBSを通して外配信するために自宅PCで色々設定した

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配信サイトKICKで外配信するために自宅PCで色々設定した。

スマホで普通に配信するだけならMoblinってアプリだけで出来るみたい。
「Moblin」をApp Storeで
でもMoblinだけだと他の配信アプリよりも配信止まってしまう事多いみたい。だからスマホとKICKサイトの間にサーバーを挟んで、サーバーとKICKサイトの接続は切れないようにして配信止まらないようにするって事みたい。

おれも自宅のPCをサーバーにしてやってみる事にした。

似たような配信サイトのTWICHで自分のPCをサーバー設定してる人を参考にした。この辺。
Twitchで自宅SRTlaサーバー・構築編(暫定版)|zep_aki
Twitchで自宅SRTlaサーバー・その他編|zep_aki
たまに更新する人のBlog : Twitch外配信 無料でスマホからOBSを介して高画質かつ途切れずに配信する方法 シーン自動切換えも
noteの人とblogの人で使ってるソフトとかが少し違ったけど基本的にやってる事は同じみたい。

かんたんにまとめるとこんな感じ。
Docker Desktop か Nginx を入れて自宅PCにサーバー機能を持たせる。
ルーターのポート開放 か tailscale.com でスマホと自宅PCを繋げられるようにする。
NOABLS を入れて OBS の操作(開始、停止、回線速度等に応じてシーンの自動変更)出来るようにする。
KICKのチャット画面にコマンド入力して、それをNOABLSに読ませる か OBSのwebSocket機能 でOBSを操作する。
こんな感じ。

で、おれは Docker Desktop を入れて SRTlaサーバーのコンテナの構築 をして、 ルーターのポート開放 をして、 NOABLS を入れて KICKのチャット画面にコマンド入力して、それをNOABLSに読ませて OBS を操作する事にした。

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Twitchで自宅SRTlaサーバー・構築編(暫定版)|zep_aki
これの「ステップ4 :ポート開放とグローバルIPの取得」までやる。
これの「ステップ4 :ポート開放とグローバルIPの取得」のローカルIPは、PC、ルーターの再起動で変わってしまう事がある。PC、ルーターを再起動した場合はローカルIPが変わっていないか確認して、変わっていたら再度ポート開放の設定をしないといけない。

Moblinの設定は上のサイトに書かれてるのとちょっと違った。

OBSに繋げるための設定
歯車ボタン→ストリーム→作成する→カスタム→SRT(LA)→URL「srtla://ipアドレス(←自分のに変更):5000」、ストリームID「live/stream/belabox」を入力→ストリーム名を好きな物に変更。これでとりあえずOBSに繋がるようになる。

Moblinにコメントを表示させるための設定
歯車ボタン→ストリーム→作った設定を選ぶ→プラットフォーム「KICK」→チャンネル名→自分のKICKアカウントを入力。

バックグラウンド状態でもOBSと切断させないための設定(切断されないが映像は止まる)
歯車ボタン→ストリーム→作った設定を選ぶ→バックグラウンド配信をON。

配信の遅延時間の変更(デフォではスナップショットを撮るために遅延させてるみたい)
歯車ボタン→ストリーム→作った設定を選ぶ→視聴者の推定遅延「0s」に変更。

縦横画面の変更(縦画面にしたいなら)
歯車→ストリーム→ポートレート。

コメント表示、読み上げ等の設定
歯車→チャット→ で色々選べる。

前面カメラの反転を戻す
歯車→カメラ→ストリーム中の前面カメラを反転する をOFF。

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NOALBSの設定をしていく。

Twitchで自宅SRTlaサーバー・その他編|zep_aki
これの「ステップ1:NOALBSに必要なTwitchの複垢を作る」ってところが理解出来なかった。「.env」ってファイルにTwichの認証情報?(NOALBSに自分のTwitchアカウントを使用させる許可みたいなやつ)を設定する必要があるみたいで、それがKICKアカウントでも良いって書かれてるけど、KICKアカウントの場合はどこで認証情報みたいなの作ればいいのかが分からなかった。あと何で複垢作る必要があるのかも分からなかった。で、結局はTwichの本アカウントで設定した。それで問題無かった。

「config.json」ファイルの設定はこんな感じにした。KICKチャンネルID、チャットルームIDはNOALBS – Kick Channel Info Fetcherで作れる。
■で囲った部分を自分の物に置き換えれば使えるはず。ちなみにNOALBSの説明ページ見たらメモ帳じゃなくてVS Codeとかのコードエディター使えって書いてあった。


{
"user": {
"id": null,
"name": "■ユーザー名(適当に作って良い。英数文字が無難だと思う。)■",
"passwordHash": null
},
"switcher": {
"bitrateSwitcherEnabled": true,
"onlySwitchWhenStreaming": true,
"instantlySwitchOnRecover": true,
"autoSwitchNotification": true,
"retryAttempts": 5,
"triggers": {
"low": 500,
"rtt": 2500,
"offline": 0
},
"switchingScenes": {
"normal": "Live",
"low": "Low",
"offline": "Brb"
},
"streamServers": [
{
"streamServer": {
"type": "SrtLiveServer",
"statsUrl": "http://127.0.0.1:8181/stats",
"publisher": "live/stream/belabox"
},
"name": "SLS",
"priority": 0,
"overrideScenes": null,
"dependsOn": null,
"enabled": true
}
]
},
"software": {
"type": "Obs",
"host": "■自分のPCのグローバルIPアドレス■",
"password": "■OBSのwebsocket機能で設定したパスワード■",
"port": 4455,
"collections": {
"twitch": {
"profile": "twitch",
"collection": "twitch_scenes"
},
"kick": {
"profile": "kick",
"collection": "kick_scenes"
}
}
},
"chat": {
"platform": {
"Kick": {
"channelId": ■自分のKICKチャンネルID■,
"chatroomId": ■自分のKICKチャットルームID■
}
},
"admins": [ "■自分のKICKアカウント名■" ]
},
"optionalScenes": {
"starting": "Start",
"ending": "End",
"privacy": "pri",
"refresh": "REFRESH"
},
"optionalOptions": {
"twitchTranscodingCheck": false,
"twitchTranscodingRetries": 5,
"twitchTranscodingDelaySeconds": 15,
"offlineTimeout": null,
"recordWhileStreaming": false,
"switchToStartingSceneOnStreamStart": false,
"switchFromStartingSceneToLiveScene": false
}
}

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Twitchで自宅SRTlaサーバー・その他編|zep_aki
「ステップ6:DDNS設定」以降はやらなかった。おれはほとんどPC起動しっぱなしだからグローバルIPもローカルIPもほとんど変わらないから。

PC起動しっぱなしじゃないならグローバルIP、ローカルIPともに変わる可能性ある。その場合はその都度moblin、config.jsonのグローバルIPの設定部分を変更して、ローカルIP変わってたならルーターのポート解放をやりなおす必要がある。

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これで設定は終わり。
使い方は、OBSを起動して、NOALBSを起動して、Moblinを起動して、Moblin画面右下の赤い「ライブ開始」ボタンを押すと準備完了。
配信の開始、終了、シーン変更はKICKアプリで自分のチャット画面にコマンドを打つ。それをNOALBSが読み込んでOBSを動かしてくれるみたい。

コマンドはKICKアプリで自分のチャット画面を開いて、自分のアカウントから
!start 配信開始
!stop 配信終了
OBSのシーンの変更はLiveとPri(ミュート状態みたいなやつ)の切り替えだけ覚えればいい。
!switch Live
!Switch Pri
って感じ。
Low(低ビットレート状態)、Brb(オフライン状態)シーンへの変更はBOABLSが勝手に変更してくれるもので、自分でシーン変更させるものじゃないから覚えなくて良い。

ちなみにPri状態のまま配信終わらせると、次に配信を開始した時もPri状態から始まる。自動的にLiveにはしてくれない。おれの設定が何か間違ってるだけなのかもしれないけど。
もっと言うとMoblinでマイクミュート、映像モザイクとか出来るからOBSのPri(ミュート状態みたいなやつ)シーンを使う必要って無いんだけど。

あとチャット画面からのコマンドでKICKの設定とかを少しいじれるみたい。
Kick Chat Commands | Kick.com Help Center
/title タイトル変更
/ban 荒らしとかのBAN
/category カテゴリー変更
これくらいは覚えておくと良いかも。

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NOALBSの説明ページを見るとIRL(外配信)用の有料サーバーサービスがいくつか紹介されてる。結構色んな所あるみたい。
GitHub – NOALBS/nginx-obs-automatic-low-bitrate-switching: Simple app to automatically switch scenes in OBS based on the current bitrate fetched from the NGINX stats page.
沢山配信したい人は有料サーバー契約する方が良いんじゃないかな。たまに遊びで配信するくらいなら自分のPCをサーバーにするのが良いと思うけど。

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それと配信画面に閲覧数とコメントを表示したい場合はKickBotってサイトのサービスを使う。
KickBot: Customizable Chat Bot for Kick
登録をして、Dashboard → Widget Library で閲覧数とかコメント表示のウィジェットを追加する。
Dashboard → Saved Widgets で追加したウィジェットの Browser source URL をコピーして、OBSのシーンに追加する。ブラウザソースを選んでコピーしたURLを追加。

Dashboard → Tipping でサブスクとは別にチップを受け取る画面を作る事も出来るみたい。

他にも色々な機能あるみたいだから登録すると良いと思う。

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こんな感じでどうにか自宅のPCをサーバーにしてOBS通して外配信出来るようにしたけど、、もっと便利にする設定とかソフトとかあると思う。。もっと良いのあったら教えて欲しい。よろしく。

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